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  3. 地盤調査の信ぴょう性 - メゾンデザイン工房

2025.10.28

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地盤調査の信ぴょう性

設計マニア 廷々です。

今日は、地盤調査について書こうと思います。

 

お家を建てる地盤について知るということは、そのお家が長い時間、安全に家族を守り続けるために

お家そのものと同じくらい大事なことです。

 

そのために地盤調査を行うわけですが、地盤調査は大きく分けて2種類に分類されます。

① サンプリング調査 → ボーリング調査等

②非サンプリング調査 → SWS試験・表面波探査試験等

 

この2つの違いは、深さ方向に実際の土を採取して分析するか、採取しないで分析するかという違いです。

 

①のサンプリング調査は信用性は高いが費用と期間がかかるので、大型建築物、②の非サンプリング試験は

サンプリング試験と比較して信用性は落ちるが、早く安いので住宅建築に向いている調査方法です。

 

この結果により、地盤改良の必要性と施工方法が決定するので、家を建てる方にとっては地盤改良工事 100万円の

予算が浮くかどうかの重要なイベントです。

地盤改良は安全なお家を造るために必要な事だけど大きな費用がかかるので、調査段階でより信用性が高い分析結果が

欲しいところです。

 

信用性の高い調査結果を根拠とした地盤改良の有無、適切な工事をお客様に提案したいので、

メゾンでは地盤調査の方法を①と②の中間くらいの信用性の結果が得られるSDS試験を採用しています。

 

 

調査費用自体は②の調査方法より多少高いのですが、

1:不要な地盤改良工事をなくす事ができる

2:適切な改良工事を提案することができる

3:信用性が高いので、SDS試験の結果には通常の2倍程度の地盤保証が付くので、さらに安心

というメリットの方が大きく、実際にSDS試験を採用してから不要な地盤改良をかなり減ったと思います。

 

この住宅価格高騰の時代に、そのお家を守るために、建物の提案と同じくらい信用性の高い地盤調査と

適切な地盤改良提案が必要なのではないでしょうか?

 


投稿者:Takashi Teitei